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3人でやるってきめたのに ~友だちと、先生と、環境と~

(4歳児)20分/1996(平成8年)年/文部省選定
DVD一般販売価格:35,000円(税別)施設内貸出・施設内上映可
DVDライブラリー価格:45,000円(税別)団体貸出・館外無償上映可

制作のねらい

幼児は、園生活のなかでさまざまな環境と出会い、先生や友だちとかかわり合いながら充実した園生活を送っています。幼児期の指導において大切なことは、幼児が環境とかかわる姿から、幼児自身が発達に必要な体験を積み重ねていくことができるように援助していくことです。そのために教師に求められることは、いま幼児は何を思い、何を実現しようとしているのかをとらえ、その気持ちを感じとりながら、環境を構成していくことではないでしようか。
この映画は、あそび上手なシュンスケ、アイディアマンのマナブ、おっとり屋のタイチの4歳児仲良し3人が、先生や友だち、身近な自然や道具など、国内のさまざまな環境とかかわってあそびを展開している様子が記録されています。子どもたちの姿を通して、友だちと、先生と、さらに環境とのかかわりについて探り、教師の援助や環境の構成のあり方について考えていきます。


この映像の活用にあたって

幼児期から児童期にかけて、 自らが望むことをどれだけやったかということは、将来、どれだけ自主的な選択や創造的な生活ができるかということと深く関わっています。特に、心と身体の成長が加速度的に上昇し始める幼児期においては、「やりたいこと」の範囲が拡がる一方で、「やるべきこと」の要求も増加してきます。「やるべきこと」を無視しては困りますが、「やりたいこと」をおもいきりやる自分の時間を持つことは大切です。
ところが、 私達、 教師や大人は、 幼児がいろいろ知的好奇心を発揮したり、あるいは感情の大きな振幅の中で、「やりたいこと」に取り組んでいる姿を判断するのに、出来上がりが良かったとか、技術が正確であったという点で評価しようとする傾向があります。 こうした側面も、 けっして意味がないわけではありませんが、可塑性に富み、創造性や豊かな人間関係を育んでいる幼稚園時代にとって大切なことは、完成された姿を求めることではなく、知的好奇心や感情の揺れ動く中に浸り切る過程を見守ることではないでしょうか。
この映画では、幼児が園生活の中で様々な環境と出会い、先生や友だちとかかわり合いながら「やりたいこと」が自分たちなりに充実していく過程が描かれています。幼児期の指導において大切なことは、幼児が環境とかかわる姿から、幼児自身が発達に必要な体験が積み重ねていけるように環境を構成していくことです。そのために教師に求められることは、 いま幼児は何を思い、何を実現しようとしているのかを、幼児の言葉や表情・行動から読み取りながら、援助していくことではないでしょうか。
つまり、この映画では、環境の構成について、いま一度考え直すことを提起しているのです。幼児の心の動きや言葉、教師のかかわり方や援助、その子らしい表現の仕方や行動など、 この映画を手がかりとして、環境を構成することとは何かをみんなで話し合い、考え合い、保育を見直す一つの資料にしていただきたいと願っています。

文部省 初等中等教育局 幼稚園課教科調査官 小田 豊


主な内容

  • シュンスケ、マナブ、タイチの3人は、大の仲良し。いつも一緒にあそぶことが多い。ある秋の日、落ち葉が風に舞うのを見て思いついたのだろうか。シュンスケが発泡スチロールの皿に糸をつけて凧あげをはじめた。「ヒラヒラつけてみる?」という先生の提案でしっぽをつけるシュンスケ。滑り台に上ると、思いのほかよくあがった。その喜びを仲良しのマナブとタイチに伝え、凧あげは友だちの間に広がっていった。
  • シュンスケ、マナブ、タイチの3人が砂場で大好きな電車ごっこをはじめた。それぞれの思いを出し合ってあそぶ3人。おっとり屋のタイチも、大好きな電車ごっこでは、自分の思いを精一杯ことばにして伝えようとしている。
  • 翌日、保育室のなかでは、シュンスケとマナブが段ボールの滑り合をつくってあそんでいた。一方、タイチは、外で3人であそびたいらしい。その思いを2人に伝えたら、という先生の励ましで、保育室へ入つていくタイチ。しかし、保育室のなかでは、シュンスケがマナブの使うのこぎりをほしがってベソをかいていた。とても3人であそべるような雰囲気ではない。
  • 先生の言葉かけでのこぎり騒動もひと段落して、トランポリンに集まってきた3人。やっとタイチの願いがかなって、3人であ そぶのかと思ったら、鬼ごっこがはじまってシュンスケとマナブは、行ってしまった。
  • またひとりぼっちになってしまつたタイチは、先生にリレーをやりたいという。どうやら3人でやることを昨日約束していたらしい。保育室でバトンとゼッケンをつくっていると、シュンスケが戻ってきて、リレーを一緒にやるという。
  • リレーがはじまった。タイチ、シュンスケ、マナブの3人は黄色チーム。3人でチームを組めてうれしそうに走るタイチ。タイチの思いは、リレーをやりたいというよりもむしろ、3人であそびたいということだったらしい。

この映画をご覧になった現職の先生方のご感想

「一人ひとりの幼児に対する先生の対応の細やかさに感心しました」
「環境の構成というと、先生がつくって当てはめるものと考えがちですが、実はそうではないことをこの映画は語ってくれます」
「教師の知らない子どもたちの会話の世界を映画のなかに発見しました」
「この映画の先生が子どもたちを見るのと同じまなざしで、自分の受け持ちの子どもたちを見つめなおしてみたいと思いました」


    主な対象

  • 幼稚園・保育所(現職教員)
  • 教員養成系の大学・短大(学生)

年長さんがつくったおばけやしきpdf

スタッフ
製作:藤瀬季彦 田村 恵
演 出:山田博之
撮 影:八木義順
録 音:黒澤道雄
企画・制作:岩波映画製作所
協力:日本視聴覚教育協会


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