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アニメ
漢詩・漢文の世界

DVD各巻:学校・公共図書館用価格:17,000円(税別)

館内上映・授業使用・個人貸出可

DVD各巻:ライブラリー価格:34,000円(税別)

館内上映・授業使用・個人貸出・団体貸出可

DVD全4巻/カラー/各巻約13〜16分

漢詩・漢文ってこんなに面白い!

監修:加藤徹(明治大学教授)
ナレーション:TARAKO

漢詩・漢文の世界

漢詩・漢文の代表的作品をフルアニメーションで映像化しました。
物語や作品の背景などを簡潔にわかりやすく示し、正確な時代考証はもちろん、アニメーションとしての持ち味を存分に生かし、時に格調高く、時に面白おかしく描きます。
初めて漢詩・漢文を学ぶ生徒たちから「難しそう」というイメージを取り払い、漢文の世界に純粋に興味を持たせるような内容を心がけ制作しました。

シリーズの特徴

  1. 子どもたちの興味を惹きつけるアニメーション映像!
  2. 収録の題材は中学校国語の教科書に掲載されたものを中心に構成。授業の副教材として最適。
  3. プロによる朗読により、漢詩・漢文の格調高さを味わうことができる。
  4. ストーリーはもちろん、当時の社会背景や文化の在り方を視覚的にも学ぶことができる。

1 故事成語

漢詩・漢文の世界ジャケット1

 古代中国の春秋・戦国時代は寓話(たとえ話)の黄金時代とも呼ばれ、多くの学者が自説を主張するため、簡潔でいて人を引き付ける寓話として語りました。そうした寓話の一部は故事成語として現代においても数多く残っており、日常でも使われています。本巻では「矛盾」、「推敲」、「五十歩百歩」といった現代の日本でも使われる故事成語の寓話をよりわかりやすく、より面白くアニメーションで描きました。言葉の成り立ちの面白さを実感し、初めて漢文に触れる生徒たちの興味を引き立てる教材として使用できます。

(約15分)

収録故事

五十歩百歩/矛盾/推敲/虎の威を借る狐

漢詩・漢文の世界画像1

2 漢詩I 〜李白・孟浩然〜

漢詩・漢文の世界ジャケット2

 自然描写にすぐれた詩人として知られる孟浩然の「春暁」は日本においても最も親しまれている漢詩の一つです。また、自由奔放で率直かつ明朗な作風で「詩仙」として知られる李白は、先輩でもあり親友でもある孟浩然との別れを惜しみ「黄鶴楼にて⋯」を詠みました。同時代を生きた二人の詩人の交流なども描きながら、朗読と共に漢詩の世界をアニメーションにより表します。アニメならではの美しい自然描写、風景描写が、作品の持つ詩情をより豊かに伝えます。

(約13分)

主な収録作品

李白「黄鶴楼送孟浩然之広陵」「静夜思」「魯郡東石門送杜二甫」「贈汪倫」
孟浩然「春暁」「宿建徳江」

漢詩・漢文の世界画像2

3 漢詩II 〜杜甫・王維〜

漢詩・漢文の世界ジャケット3

 現実を見据えた社会性の高い作風で知られる杜甫は「詩聖」と呼ばれ、代表作である「春望」を始め、残した漢詩は日本の文学にも大きな影響を与えました。本巻では激動する時代背景を生き抜き、その社会や人生の憂いを格調高く詠んだ杜甫の詩の世界をアニメーションにより描きます。また、自然派詩人として知られる王維は「詩仏」と称され、多分野にわたり才能を示し、送別歌や宮廷歌にも優れた作品を残しました。その詩情の世界を趣深く描きます。

(約16分)

主な収録作品

杜甫「春望」「絶句」「登岳陽楼」
王維「送元二使安西」「鹿柴」

漢詩・漢文の世界画像3

4 論語

漢詩・漢文の世界ジャケット4

 孔子の言葉や問答を弟子たちが記録した『論語』は、後世の文化・学問に大きな影響を与え、中国はもちろん日本においても教養として広く奨励されました。本巻はアニメーションにより、弟子たちとのやり取りなどを通して論語の教えを描き、孔子の生きた時代の社会背景や、その生涯にも迫ります。現代の生徒たちにとっては、ややかたく難解に思われがちでもある論語を、時代を超えた普遍的な生き方の参考書として、より興味深く、より簡潔に理解できるよう構成しました。

(約13分)

主な収録箇所

「学而時習之、不亦説乎〜」「知之者、不如好之者」「学而不思則同罔〜」「其恕乎。己所不欲〜」「巧言令色、鮮矣仁」「温故而知新〜」「吾十有五而志于学〜」

漢詩・漢文の世界画像4
漢詩・漢文の世界

「温故知新」のアニメ

 鳥肌が立った。作品に生命を吹き込むとは、こういうことか。収録当日、スダジオのモニター室で、アニメ声優たちの渾身の演技を聞き、心がふるえた。孔子や孟子が、李白や杜甫が、故事成語の中の古人たちが、「肉声」とともに次々とよみがえる。彼らが生きた大地や町なみが、彼らが肌で感じた春夏秋冬の移ろいが、アニメーターによって詩情豊かに再現される。先人が残した格調高い古典の言葉が、プロの声優たちによってぬくもりを与えられ、未来をになう生徒たちに届けられる。まさに「温故知新」のアニメと言えよう。
 仕事がら、漢文や漢詩を何十年も読んできた。そんな私でさえ感動した。みずみずしい感性をもつ生徒たちは、きっと大いに興味をもち、漢文の理解を深め、自分や社会を見つめ直すヒントを得られることだろう。私たちの祖先は漢文の古典を学び、暗誦し、人生の友としてきた。漢文を読む形は時代とともに変わる。孔子の時代は竹簡や木簡の写本で読んだ。李白や杜甫の時代は紙の写本で読んだ。江戸時代の日本人は木版印刷の和装本で読んだ。現代人は洋装の活字本やネットで漢文を読む。ふれあう形が変わっても、漢文は私たちに人生を生きる勇気と知恵を与えてくれる。
 今、若い世代が慣れ親しむアニメという形で、漢文の世界に生命が吹き込まれた。ぜひ多くの人々に見ていただきたいと思う。

加藤 徹(明治大学教授)



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