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痴呆性老人の世界

1986年/DVD/カラー/84分
一般・ライブラリー価格:50,000円(税別)
※販売先限定商品(学校・医療・介護・福祉関係者以外はお問い合わせください。)
羽田澄子 監督作品

厚生省推薦
日本医師会推薦
優秀映画鑑賞会推薦
日本映画ペンクラブ推薦

痴呆とは何か。
痴呆性老人とはどのような人々で、
いかに対処すべきか⋯

痴呆性老人たちの姿を凝視し、
その内面にふれて、
私たちに生きる勇気を与える問題作!


【制作意図】

 今、日本は非常な勢いで、高齢化社会を迎えつつあり、さまざまな問題が起きている。痴呆性老人の問題もそのひとつである。しかし、その対応はまだ手探りの状況にある。  痴呆とは何か、痴呆性老人とはどのような人々で、いかに対処すべきか、この映画は、ある施設に収容されている痴呆性老人たちの姿を通して、一般の人々の理解を深め、またこの問題に直面している人々の助けとなることを願って製作したものである。



痴呆性老人の世界.jpg

画像をクリックでこの作品のチラシをご覧いただけます。


【内容】
 早朝、まだ暗いうちに痴呆性老人を収容する施設の一日がはじまる。看護師たちは、老人たちに話しかけながら、介護をしている。

 老人たちの痴呆には、大まかに言えば2つの原因がある。1つ目は、脳血管障害による痴呆で、脳出血・脳梗塞などにより、脳の神経細胞の働きが低下しておきるものである。
 2つ目はアルツハイマー型老年痴呆で、これは脳神経細胞が次第に変性・脱落していく原因不明の病気である。
 この2つの典型が、2人の老人の姿で示される。一人は、一日中、何も食べていないと言い、もうひとりは、いつも荷物を担いで家に帰る道を捜している。それぞれの症状によって、介護の仕方も異なるわけだが、基本的な考えとして、"老人のペース"に合わせること、また、老人を理屈で説得するのではなく、"納得"させなければならないことなどが描かれている。
 10分前のことを忘れてしまう老人たちが、昔の歌などはよく覚えている。家族とともに正月を迎えたある老女は、百人一首をすらすら暗誦することができる。
 正月が過ぎて施設に戻る老人たちのさまざまな姿の中には、たとえ知能は衰えても、人間としての変わらない感情の動きがみられる。痴呆性老人の人格を暖かく肯定して、介護することの大切さを感じさせる。