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どう防ぐ?児童虐待
〜体罰は必要なのか〜

DVD ライブラリー価格:

社会教育DVD/一般向け/カラー/約21分/2021年

社会教育DVD

文部科学省選定

監修:日本社会事業大学専門職大学院 教授 宮島清

どう防ぐ?児童虐待 〜体罰は必要なのか〜pdf

 児童虐待によって幼い命が奪われる事件が後を絶ちません。そうした事件をなくすために2020年4月から「改正児童虐待防止法」が施行されました。それによって虐待にさらされている児童への社会の取り組みはある程度改善されることになりましたが、法令の周知はまだ十分ではありません。今回の法改正の重要な内容である「体罰の禁止」が徹底されれれば、少なくとも体罰による虐待死をなくすことが可能です。
 そこでこの作品では、体罰に焦点を当てて考え、地域全体で虐待死のない社会づくりへのひとつの道を示します。ミニドラマ、イラスト、専門家のコメント等を挿入し、改正児童虐待防止法のポイントを解説します。

チラシ画像をクリックするとpdfファイルでご覧いただけます。

体罰はしつけ?

 児童虐待をした保護者が、理由を聞かれたときによく答える言葉は、『しつけのため』だ。街頭で体罰についての意見を聞いてみても、意外に多いのが体罰容認の声。その背景には...。

体罰は昔からあった?

 江戸時代の日本では、子育てにおいて体罰はあまり用いなかった。しかし明治時代になり体罰を認める民法ができたこと、また日露戦争後の軍隊の考え方が家庭教育にまで浸透したことが、現代の人々に体罰容認の考えを根強く残す要因となっていると考えられる。

体罰は次世代に連鎖するのか?

 体罰を受けた経験のある親の中には、厳しい体罰のおかげで現在の自分があると考える人がいる。しかしそれは正しいのだろうか?

体罰のエスカレートによる死亡事例

 体罰をエスカレートさせてしまい、子どもが死亡してしまった事例を再現映像で描く。そして、このような事例がなぜ起きたのか、どうすれば救うことができたかなどを考える。

スウェーデンの事例から改善の糸口は?

 体罰を法律で最初に禁上したのが、スウェーデンである。どのような経緯があったのか、在日スウェーデン大使に詳しく解説してもらう。そして、体罰を無くしていくために日本ではどうあるべきかを考えていく。

監修のことば

どう防ぐ〜 監修者写真

 胸が締め付けられるような痛ましい事件が後を絶ちません。私たちは、力を合わせてこの問題の解決に挑まなければなりません。しかし、実際には、どうしたら良いのでしょうか?
 このDVDは、それを見出すためのヒントを提供し、共に考え、日本での取組み、あなたの地域での取組みを前進させるために制作されています。
 「体罰禁止」を定めた児童虐待防止法の改正を踏まえ、体罰の歴史や体罰禁止を定着させたスウェーデンの取組みについて学び、加えて、しつけを目的としながらも深刻な児童虐待にまでエスカレートしてしまった複数の事例を通じて考えます。
 児童虐待というと、一部の問題を持った悪質な加害者による特殊な事件と見なされがちです。しかし、その実態は、私たちの社会が抱える課題が、ひとりの子どもとその家族の問題として表出されたに過ぎない場合も多いのです。少なくとも、狂い出した歯車を早い時期に何とかすることができていたら救えたかも知れない、また、私たちにはできることがあるのだということを忘れてはならないのです。

日本社会事業大学専門職大学院 教授 宮島清

〈参考資料〉

  • 最新社会福祉士義成講座3「児童・家庭福祉」中央法規出版(共編著)2021年2月
  • 社会福祉学習双書5「児童・家庭福祉」全国社会福祉協議会 第6章「児童虐待」2021年1月

※2020年度「日本社会事業大学教育職員のサバティカル研修」の適用の一部として監修しました。

企画・制作統括:高木裕己
脚本・演出:細見吉夫