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虎ハ眠ラズ〜在日朝鮮人ハンセン病回復者 金泰九〜

DVD/30分 ライブラリー価格 50,000円(税別) 字幕有/無 選択可
2011/日本/カラー/30分

虎ハ眠ラズpdf

少女(坂田瑠梨(るり) 18歳)は、
歴史
(金泰九(キムテグ) 85歳)に出会った


少女「金泰九さんに今日、初めて出会った。
70年以上も前に日本に渡って来た在日朝鮮人で、ハンセン病患者だったという。でも、私にとっては関係のない遠い出来事だった。本の中の歴史だった。今の今まで」


岡山県にある日本で最初に開設されたハンセン病の国立療養所"長島愛生園"。金泰九が発症し収容されたのは1952(昭和27年)。既に特効薬も開発され治癒する病気であったにもかかわらず、60年もの間、この小さな島で暮らし続けている。


少女「自殺の名所と呼ばれる所があった。断降から100人以上もの人たちが身を投げた。金さんは遺体の収容を手伝ったこともあると言った」


"愛生園"とは名ばかりの、患者を人間として扱わない隔離施設だった。子孫を残さないよう、男性には断種、女性が妊娠すれば中絶が行われた。反抗したり逃亡したりすれば、監房に拘束された。


少女「籠の鳥⋯。なのに、この島で暮らせてよかったという人も多いと間いた。島の外なら、生きることはできなかっただろうとも⋯。そうさせたのは誰?今も、そう思わせているのは誰?偏見・差別・無関心⋯、それは私にも突きつけられている」


金泰九が、その波乱万丈な人生で掴んだ信条とは⋯
『正しく知り行動する』そして『人権を全てに優先して考える』
⋯ここに"未来の扉を開く鍵"がある。


徳田靖之(ハンセン病国賠訴訟西日本弁護団代表)

金泰九さんは不思議な魅力に溢れている。想像を絶するような過酷な人生を歩んできたはずなのに、限りなく、やさしく、豊かで深く、そして勁い。大らかな人柄と穏やかな語り口が醸しだす何とも言えぬ柔らかさに誰もが引きつけられ癒される。こうして各地に息子や娘が次々と生まれてくるのだ。その息子の一人である私にとって、この映像は、かけがみのない宝物である。


林 力(九州大学非常勤講師)

ハンセン病を生きるということがどんなことか。残されたわずかな生き証人の一人、金泰九さんが、ゆがんだ風貌を晒して語りかける。その名から分かる様に、在日とハンセンの二重の差別の中を生き抜いた。坦々とした語り口はこの人の持ち味。だが、その坦々さが事柄の重大さ、重さを返って心底から打つて来る。ハンセンは過去のもの、己の人生とは全く関係のないこととしている圧倒的多数の日本人に、是非観て欲しい作品だ。


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