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中国文化叢書 第二号
北京の食文化 part2

DVD:一般販売価格:10,000円(税別)

個人貸出・館内上映可能

DVD:ライブラリー価格:20,000円(税別)

個人貸出・館内無料上映・団体貸出・館外無償上映可能

16:9/30分/カラー/ステレオ

一般社団法人 中日文化研究所 中国文化叢書 第二号 研究映像 研究・映像演出◎重森貝崙

北京の食文化写真1

贅を尽くした宮廷の食文化、
質素にして実質的な一般庶民の食文化、
そして地方やイスラム教を信奉する人たちの食文化との融合。
これらが一つに溶け込んだのが、北京の食文化なのである。


北京の食文化 part2pdf

中国の首都・北京。北京は元・明・清・中華民国・中華人民共和国と5代・約 750 年の歴史をもつ伝統ある都である。 そして、北京の人びとが育んできた食文化もまた奥深い。
北京の食文化は何層にも重なり合った複雑な要素から成り立っている。それはまず、支配者である皇帝を頂点とする貴族・大官たちの食の世界、即ち贅を尽くした宮廷の食文化が一方にあり、その対極に質素ではあるが内容豊富 で実質的な一般庶民の食生活があった。宮廷では節目ごとに宴会が催され、豪華な宴席料理で皇帝以下貴顕たちが饗応された。宮廷人たちが食する日常料理もまたレベルが高く、清代の乾隆帝(けんりゅうてい)は、ほぼ毎朝「ツバメの巣」の料理を食べていた。このようなグルメぶりから、この帝が街場の料理店をお忍びで訪れたという伝説を生むことにもつながって行く。一方、庶民の食の中心は、小麦粉食品の点心で構成される小吃(しょうきつ)の世界であり、これは現代の食生活のなかでも依然健在である。映像では西太后時代の宮廷日常料理を再現することで有名な「厲家菜(れいかさい)」を取材し、さらに乾隆帝がお忍びで訪れ、店名を下賜したという「都一處(といっしょ)」や、清朝皇族の屋敷跡に開業され、名優・梅蘭芳(メイランファン)ゆかりの滋養料理が供される「梅府家宴(ばいふかえん)」の典雅な姿も画面に納められている。
他方、庶民の日常食である小吃は、朝食時に行列ができる「護国寺小吃店(ごこくじしょうきつてん)」での多彩なメニューと旺盛な食欲が画面に展開される。この店は、豚肉を全く使わないイスラム食品の店でもある。北京には昔から「回族(かいぞく)」などイスラム教を信奉する人たちが多数居住しており、市場には丸一頭の羊肉が売られている。回族が開く料理店は羊肉料理がメイン・メニューで、今回も「東来順飯荘(とうらいじゅんはんそう)」や「白魁老号飯荘(はくかいろうごうはんそう」にカメラが入っている。そのほか、日常の食生活に欠かせないお茶、味噌・漬物、お菓子などももれなく被写体となっている。
北京は海から遠く、また冬寒いため、魚介類よりも肉やモツ類を人びとは好み、強火で油を多用する調理法が発達してきた。その強火の調理の様子を、北京料理のふるさと・山東料理の名店「同和居飯荘(どうわきょはんそう)」で目の当たりにすることができる。さらには、地方から都・北京をめざして攻め上って来た料理との融合。これらが各々主張しあいつつも、 一つに溶け込んだのが、北京の食文化なのである。

チラシ画像をクリックするとpdfファイルでご覧いただけます。

北京の食文化写真1

【スタッフ】
撮影・編集廣瀬充男/記録宇野道子/整音・選曲吉田茂一/題字・イラスト藤原久子/語り山川建夫/中国側製作馬徳和/製作助手若克/Gaffer樊毅涛/車両楊斌/京劇映像協力慶應義塾大学名誉教授 岡晴夫、桜美林大学准教授・京劇女優 袁英明/制作協力岩波映像株式会社/撮影協力梅府家宴、厲家菜、侶松園賓館、同和居飯荘、都一處焼麦館、三源里菜市場、東来順飯荘、白魁老号飯荘、護国寺小吃店、九門小吃、茶家傅、六必居 劉家の皆さん(餃子作り)、松鶴楼菜館、福満楼、四川飯店