私たちは映像を通して社会のお役に立ちたいと考えております。
社会教育・学校教育・ドキュメンタリー・PR映像等の企画・製作・
販売・配給・映像ライブラリーの岩波映像株式会社

販売作品のご案内



女性の力を防災の力へ
女性消防隊の活躍

DVD:一般販売・ライブラリー価格:65,000円(税別)
約21分/カラー/2016年/社会教育DVD【一般向け】

監修:日本災害復興学会会長/明治大学大学院特任教授 工学博士 中林一樹


女性の力を防災の力へpdf

 東日本大震災では、各地の避難所で女性への暴力や児童虐待などが数多く報告され、また乳幼児のいる家族や障害者な ど困難を抱える人々が過酷な状況を強いられたといいます。そこで、災害時には女性の目線による女性の組織的な活動が欠かせないと考えられるようになりました。2015年3月に仙台市で開催された第3回国連防災世界会議でも、防災・減災の担い手として女性のリーダーシップの重要性が強調されています。こうした流れの中、東日本大震災の被災地をはじめとして、全国各地で女性の防災リーダーを養成し、女性の防災組織を作ろうという取り組みが広がっています。
 本作品では、防災・減災における女性のリーダーと女性による活動の組織化の重要性を示し、平常時・発災時には、女性にどのような役割が期待されるのかを解説します。また、地域で女性の防災組織を作った場合、具体的にはどのような活動があるのか、東日本大震災の被災体験をもとに活動する女性の防災組織と、将来の災害に備えるために活躍する女性の組織の両方の活動を紹介しながら、何が大切なのかというポイントを説明していきます。
 女性たちが地域の防災・減災を積極的に担おうと考えるきっかけとして、すでに防災活動に取り組んでいる女性たちにとっては、その活動を広げるヒントとして活用できる教材です。

チラシ画像をクリックするとpdfファイルでご覧いただけます。


女性主体の防災活動

 たびたび起きる大地震、それに伴う津波や火災の被害を最小限にするためには、女性男性に関わらず、一人一人の防災への自覚と行動力が重要である。過去の災害の教訓から、今、地域のなかで女性たちが主体的に取り組む防災活動が広がりつつある。

防災行動力の向上を図る

 神奈川県相模原市にある自主防災組織「緑が丘2丁目独立防災隊」では、2015年4月に防災隊婦人部が設立された。婦人部では防災行動力を高めるため、救護班による救護訓練や、初期消火班による放水訓練などを定期的に行っている。婦人部が実際に訓練をしている様子を捉え、日頃から繰り返し訓練を行うことの重要性を訴える。

東日本大震災の被災地の女性たち

 東日本大震災の被災地では、震災の教訓をふまえた女性たちの防災対策への取り組みが始まっている。仙台市で行われた防災ワークショップの様子を捉えて、被災体験をもとに防災活動に取り組んでいる4人の女性から、その目的と活動内容を聞き出していく。

防火・防災思想の普及

 「日野防火女性の会」では重要な活動の一つに、地域に向けて防火・防災の重要性を訴える広報活動がある。日中家にいる可能性が高い地域の女性たちに向けて、女性の会員が巡回広報を行うことにより、防火・防災を身近に感じてもらえるといった効果があるのだ。
 また、地域住民に防火・防災の重要性を訴える広報活動には、地朝の祭りの場を利用する方法もある。「緑が丘2丁目独立防災隊婦人部」では、祭りの中で放水訓練に取り組む様子を披露し、「防災活動は正しい知識と技術があれば誰にでも出来る」ということを地域住民に感じさせ、防災意識の向上に役立てている。
 これらの活動から分かるように、女性の防災活動を公に披露することは、住民の防災意識の向上にもつながるのだ。

まとめ

 これまでは防災活動の多くを高齢男性に頼ってきていたが、過去の震災の教訓により、地域の防災活動の担い手として女性の役割が重要であることが認識されるようになった。これからは被害を少しでも減らすために女性がリーダーシップをとり、主体的に地域の防災活動に取り組むことが今後ますます求められているのである。


【監修】
日本災害復興学会会長/明治大学大学院特任教授 工学博士
中林一樹

【協力】
相模原市緑が丘2丁目独立防災隊
日野消防署
日野防火女性の会
NPO法人イコールネット仙台

【企画・制作統括】
高木裕己

【脚本・演出】
川崎けい子

【コーディネーター】
斎藤晃顕