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繰り返す豪雨の被害
危険箇所を検証する

DVD ライブラリー価格:

カラー/一般向け/約21分/字幕版も収録/2021年作品

防火教育DVD

文部科学省選定

豪雨防災DVD 2タイトル

 九州や中部地方などを襲った集中豪雨「令和2年7月豪雨」により、河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、熊本県を中心に大きな被害をもたらしました。日本では、毎年猛烈な大雨による災害に見舞われており、今後ますます激しい大雨に見舞われることが懸念されています。誰もが自分の問題として、大雨から身を守るためにはどうしたらよいのかを知っておき、いざというとき適切に行動できるよう備えておく必要があります。
 〈繰り返す豪雨の被害〉では、今回の集中豪雨で大きな被害を被った球磨川流域について、球磨川の水害の歴史を紹介しつつ、なぜ洪水が起きやすいのかを検証し、洪水被害と土砂災害の実態を紹介します。あわせて、集中豪雨をもたらす「線状降水帯」のメカニズムについても解説します。これらをふまえて、大雨から命を守るには、早めに避難することが重要であること、その目安になる5段階の大雨警戒レベルの活用方法と避難するときに心がけることなどについて解説します。さらに2018年の西日本豪雨の被災地、岡山県真備町で始まっている逃げ遅れを防ぐための取り組みについて紹介し、大雨がもたらす危険から身を守る一助となることをめざします。

チラシ画像をクリックするとpdfファイルでご覧いただけます。

繰り返す豪雨の被害

日本では大雨による災害が毎年のように起き、多くの命が犠牲になった。こうした大雨の猛威から、私たちはどのように身を守っていけばよいのだろうか。

大雨による球磨川氾濫

「令和2年7月豪雨」は、川の氾濫による浸水、水没、各地で起きた土砂災害により甚大な被害となった。この豪雨はどのようにして発生したのだろうか。

防災情報の活用

西日本豪雨では、防災情報をいかに住民の避難行動に結びつけるかが大きな課題となった。そこで、災害の危険度に応じて、住民がとるべき行動が直感的に理解できるよう導入されたのが、「5段階の警戒レベル」で示す方法である。

地域の取り組み

悲劇を繰り返さないための取り組みが岡山県倉敷市真備町で始まっている。そのひとつが、避難機能がついた共同住宅を作る「さつきプロジェクト」だ。

大切なのは日頃の備え

大雨から身を守るには、地域のどこにどんな危険があるかを知っておき、どう行動すれば危険を避けることができるかを日頃から考えて、備えておくことが大切だ。

監修のことば

豪雨防災DVD監修者photo

東京大学大学院情報学環
総合防災情報研究センター 特任教授

日本災害情報学会会長

片田敏孝

 2020年7月、停滞する梅雨前線の影響で、九州を中心に日本列島の広い範囲で記録的な大雨が続きました。熊本県内では最大河川の球磨川が氾濫し、住宅街や老人ホームが水没、裏山が崩れて家屋が埋まるなどの被害が相次ぎ、多くの死傷者や行方不明者がでています。国土交通省によると、梅雨時の大雨や台風で氾濫危険水位を超えた河川は、この5年間で5倍に増え、地球温暖化を背景に従来の治水対策では通用しなくなってきているのが実情です。
 そして各地で豪雨災害が起きるたびに、逃げ遅れをいかに防ぐかが大きな課題になっています。熊本県によると、今回の豪雨では死因が判明した犠牲者のうち、溺死や溺死疑いが8割を占め、6割が屋内で発見されています。急激な増水による河川の氾濫で、逃げ遅れた人が多くみられているのです。自分の身を守るには、科学的知見を学び、過去の災害から教訓をくみ取り、それらを具体的な行動に生かすことが必要です。そのために欠かせないのが気象庁や自治体が出す情報です。
 2021年5月から、警戒レベルの「勧告」を廃止して「指示」に一本化、5段階の警戒レベルで伝えることになりました。夜間に移動する危険性を考慮し、早めに避難情報を出し、屋内での安全確保も選択肢とする呼び掛けの見直しも進めています。
 上記の内容をふまえ、この作品では情報技術をうまく使い、早めの避難が一人ひとりの命を守ることにつながっていくということを、具体的に学べる内容になっています。

企画・制作統括:高木裕己
脚本・演出:川崎けい子